最弱は、楽しい

ゲームだって、最初の弱い頃が楽しい

はじまりの町、僕はこのワクワクが好きでたまらない。途中、出来ることが増えていく楽しさもあるが、やっぱり僕は最弱の時が一番楽しいかもしれない。まあ、どっちも楽しいでいいか。

ともかく、最初の弱い頃は楽しいよねって話。

 

 

ゲームと現実と

僕は引きこもりだった。間にポツポツあったけど、トータルでは10年ほど。

その間、物理的にはずっと、はじまりの町の主人公の家にいたわけだ。

対人ということに於いては、相当弱い。

スライムを倒す。それすら恐ろしい。ボスに挑むには勇気がいる。そして不安にボッコボコにされたりもする。

そう。現実の方は敵との戦いはヌルゲーではないのだ。

 

それでも、弱いことは楽しい

闘いは恐いし、挑んでみると不安にボッコボコにされる。今までの自分をぶっ飛ばして、そして自分の弱さに真っ向から対決する。

こんなものは、辛く、大変で、時にボロボロになる。どこが良いのかはぶっちゃけ謎である。岡本太郎が未熟はいーぞと言っていて、当時は意味が分からなかったが、実際、弱くないと闘えないし、闘いはよく分からないが、楽しいんだよ。

 

チャレンジャーになれることの幸せ

オレは出来るんだ。お前なんか大したことはない。別に後々、勝てるもんねー。と思っていたことがあった。

じゃあやりゃ良かったんだけど、中途半端にしかやらなかった。

でもある時、人に宣言してみた。それまでは人に言わず、一人悶々とやっていた。

そしたらその後、ああ、コイツらにはどうあがいても勝てないなと、"体感"した。

身体でそう感じた。ふっ、と降りてきたような感じだ。

 

そしたら、レベルの高い相手を素直にスゲーと認められるようになった。

そして、たとえそいつらに及ばなくても、やってやろうと思えた。

まるで霧が晴れたようだった。

 

出来る後輩のおかげで気楽に弱くなれる

僕は今、いわゆるちゃんとした生き方はしてない。けれども、仕事はあって、後輩も出来た。後輩は当然僕より出来る。仕事内容はもちろん、人付き合いなんて嫉妬しちゃうぐらいだ。

でも何故か嬉しいんだよね。割と仲良いからってのも大いにあるんだろうけど、何か、その場で一番ザコいってのが、心地よくてしょうがないんだ。

挑戦者であれるってことはいいんだろーね。

おそらく。